言霊の幸わう国

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泣き暮らしてみる

 最近、やたらといろんな人のことを思い出したり、夢見たりする。
 すきだった人、嫌いになった人、いつものともだち、もういないともだち。

 あのときはああだった。
 こうしてたら、よかった。
 でも、ああすることしかできなかった。
 今はどうしているのか。

 そうやって思い浮かべているのは、昔あった苦い思い出。
 今はいいことはあまり思い出さない。
 でもだからと言って、ネガティブな感情に取りまかれているわけではない。

 思い出しながら、じわじわっと涙が出る。
 それも、いやな涙ではない。
 ただ滲むだけ。

 そんな数日を過ごして、ふと考えてみた。
 思い出すのは。
 思い巡らすのは。
 泣けるのは。
 なぜ、なのか。

 たぶん。
 自分はまわりに生かされてきたのだと実感しているのだ。
 あれもこれもの苦い思い出に顔をしかめながらも、あれがあったからこそ次があって、今がある。
 それを振り返って、今いる場所を確認しているような気がする。

 もうしばらく泣く日が続くかもしれない。
 でも泣きやんだら、腹もくくれるだろう。
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by fastfoward.koga | 2007-03-31 00:21 | 一日一言 | Comments(8)

永遠に世界から離れるときに持っていく八つ(2007年版)

 今年はなにも持っていかない。
 いや、世界からは離れない。

 ということにしようかと思ったけれど、年に1回くらい世界を離れるのもいいだろう。
 2007年版、永遠に世界から離れるときに持っていく八つはこちら↓。


1.ちょっと熱めのお湯の温泉
2.携帯電話と充電器
3.いつまでも終わらない小説
4.昨日見た映画
5.よく働くポスト
6.ベスパ
7.ふかふかのおふとん
8.美術館・博物館・資料館


 何年書き出しても、基本は変わらないなとしみじみ(2005年版2006年版)。

 みなさんは、なにを持っていきます?
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by fastfoward.koga | 2007-03-28 22:57 | 往復書簡 | Comments(6)

エール

 最近、ちょっとためらってできないことが多くなった。
 ような気がする。

 できないことをできるようにするためには。
 簡単だ。
 ためらわずにすることだ。

 お風呂で気づいたら、ガンバレガンバレと言っていた。

 特になにがあったという1日ではない。
 でもその言葉は必要だった。
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by fastfoward.koga | 2007-03-26 23:27 | 一日一言 | Comments(4)

プレイバック

 今朝は、地震で目が覚めた。
 長い横揺れ、そのあときた縦揺れ、そして錯覚かと思うほど続く横揺れ。

 じっとしながら、神戸の地震を思い出していた。

 テレビをつけて震源地を確認し、お茶を1杯飲んでから会社へ電話をした。
 1日、うちで地震のニュースをテレビで見ていた。

 神戸の地震のときと同じだ。
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by fastfoward.koga | 2007-03-25 21:53 | 一日一言 | Comments(0)

箱入り娘

「私たちは悩みから抜け出せないのは間違った自己イメージにとらわれているからで、それにとらわれることは箱の中に閉じ込められたような状態だとしています。」

 長い間、わたしは箱の中で生活している。
 決められたことの中でなにかをすること、枠にはまること、そういうことがわたしはすきなのだ。
 その中でどれだけ工夫をして楽しめるか、そういうことをいつも考えている。

 でもその枠は、ときには自分の首を絞める。
 
 自分でルールを決めすぎて、がんじがらめになるのだ。

 ばかみたいだと自分でも思う。
 でもわかっていても、なかなか自分を解放できない。
 しかも、完全に自分を解放しようと思ってもいない。

 なにからも囚われていないことは、そんなにいいことなのか?
 しがらみだって、規則だって、なくなったら世にある秩序は保てない。
 自由と束縛のバランス。
 その感覚が、わたしはほしいのだ。

 昨日、笹氣建治著「なぜあなたはその仕事を先送りしてしまうのか」という本を読んだ。
 そこで、行動を制限していた思い込みを排除する「アウト・オブ・ザ・ボックス・アプローチ」という言葉を見つけた。

「箱の外に出る(=間違った自己イメージから開放される)ことで、悩みから抜け出す方法を自分で見つけることができるようにするものです。」

 箱から完全に抜け出せなくてもいい。
 ただその箱が、自分の大きさにあったものならそれでかまわない。

 そう考えるわたしは、だからいつまでもぐるぐる回る悩みのスパイラルから抜け出せないのだろうか。
 そんなことをぐるぐる考えている。
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by fastfoward.koga | 2007-03-24 23:28 | 一日一言 | Comments(6)

朝帰り希望

 祝日の前日、K嬢の働くお店に飲みに行った。
 考えたら長い間、旅先以外で飲むのは久しぶりだった。

 18時半ごろから22時すぎまで。
 あまり遅くなっても、と思い店を出て寺町通りを四条へ向かった。
 四条通りに出ると、休日前で結構人が歩いていた。

 ふっと目線を上げたら、たくさんのネオンが見えた。
 あー、ネオンが呼んでるよーと思わず心の中でぐちった。

 いつもなら2軒目や! と言っているころ。
 時計をもう1度見て、こんな時間に帰るなんて! と自分につっこんだ。

 やっぱり飲まなあかんね。
 しばらく旅へ出るために飲みにも行かず、買い物もせず、じっと静かにしていた。
 今のところ次の旅の予定はないので、ちょっと着飾って飲みに行こう。

 あー、久しぶりに朝帰りしたい。
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by fastfoward.koga | 2007-03-22 22:53 | 一日一言 | Comments(6)

◆9つの話◆   9.本の神さまとブックカバー

 秋田への旅について、旅の途中ではここでこんなに書こうという気はなかった。
 それが急にこんなにも書く気になったのは、秋田空港で飛行機の出発を待っているときだった。

 空港の待合室では、エネルギーを使わないように気をつけていた。
 感情も行動もできるだけフラットにフラットにして、ゆっくり動けばまるで時間が早く進むかのような感じで。
 
 出発までの間に、空港の小さな書籍のコーナーで1冊の本を買った。
 興味のわかない作家の本ばかりが並ぶ中、最近教えてもらったばかりの作家の名前を見つけた。
 これは本の神さまが読めといっているのだろうと、レジそばにあった仁手古サイダーとともに購入した。

 すぐに読み始めた小説のテンポはよく、そこそこおもしろいと思った。
 合間に、ほんのり甘くておいしいサイダーを飲むために本を閉じたり開いたり。
 その度に空港の中の様子に視線を走らせた。

 なににも集中できずに、いた。
 電子掲示板の案内は何度見ても、変わらない。
 少し煮つまりかけたときに、ふっと数日間のことを書いたら自分はどんな言葉を並べるのだろうと考えた。

 ペンは持っていたけれど、手帳は預けた手荷物の中に入れていた。
 ないと知りつつも、一応カバンの中を探ってみた。
 そのあと、あっ! と手にしていた本のカバーを半分だけぺラッとはがした。

 9つの旅の話は、そこに書きとめた短い言葉を書き起こしたもの。
 日ごろからいざ書こうとして言葉にならない言葉はそのまま葬ろうというのが、わたしの書くことに対する考え方なのだけれど、今回はやり方を変えてみた。

 ひとりでいろんなものを見て、考えて、感じている間、ずっとわたしの頭の中ではそのときの思いを言葉に変換していた。
 同じフレーズが何度も頭の中を駆け巡ったり、キーになる言葉を見つけてひとりしっくり感じたり。
 そういうことをくり返しながら、旅をしていた。

 とっさにメモとして使った書店の名前の入ったブックカバー。
 こうして書き終えても、捨てないような気がしている。
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by fastfoward.koga | 2007-03-21 21:35 | 旅行けば | Comments(2)

◆9つの話◆   8.再び、待ちくたびれて

 最終日、秋田市内を風に飛ばされそうになりながら、またひとり歩き回った。

 平野政吉美術館では、藤田嗣次の作品の迫力に慄き。
 赤れんが郷土館では、暖房が壊れていたために寒さに耐えながら館内を見。
 お昼には、七代佐藤養助で稲庭うどんを食べすぎ。
 適当な地図だけ確認して、おいしいと評判のケーキ屋さんへ向かった。

 あー、もう秋田市内は満喫してお腹いっぱいとなったころ、秋田駅から空港へ向かうバスに乗り込んだ。
 飛行機は飛ぶのか!? と不安になるような天候の中、予定時刻どおり空港へ到着。
 しかし、そこからがまた長かった。

 昼過ぎに秋田空港の運行状況は確認済みだった。
 でも、わたしが乗るはずの便は新千歳から来る飛行機を使用するため、新千歳周辺の悪天候でなかなか飛行機は到着しなかった。
 しかも伊丹空港は周辺への騒音規制のために運行時間に制限があり、おそらく関空へ向かうことになるだろうということ。

 とりあえず今日中に帰ればいいかと、わたしはそこで腹をくくった。
 結局18時20分発の飛行機は、20時45分に秋田空港を飛び立った。
 そのあとバスと電車とタクシーを乗り継いで、うちに着いたのは日付が変わって1時前。

 とにかく待つことの多い旅だった。
 でも、いらいらすることもなくどこでもひとりじーっと過ごした。
 時間に寄り添うように、過ごした。

 こういうことも、そうあることではないだろう。
 旅の醍醐味、ってことだ。 
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by fastfoward.koga | 2007-03-19 22:51 | 旅行けば | Comments(6)

◆9つの話◆   7.風の鳴る中で眠る

 ぐったりした体を癒すために、バスタブに並々とお湯をはった。
 しばらくぼーっと浸かっていたら、少し重かった体の動きがよくなったような気がした。

 もそもそと寝支度を整えていると、ふと風の音が気になってカーテンを開けた。

 10階から見下ろす、交差点。
 信号を渡る人の姿が、小さくて飛ばされそうだった。

 分厚いガラスで分断されたこっち側とあっち側。
 真横に横切る雪はすぐそこだけれど、窓はびくともしなかった。

 もう少し眺めていたいような、もう眠りたいような。
 ちょっとの間、またぼーっとしてカーテンを閉めて、電気を消した。
 横になると、広めのベッドと低めの枕がかなり快適で心地よかった。

 たぶん、すぐに眠りについたはず。
 でも遠くで風がびゅーびゅー、ごーごーいう音が聴こえていた。
 それでも、わたしはぬくぬくと眠った。

 高い高い塔の上、妙な守られ感と満たされ感でいっぱいになっていた。
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by fastfoward.koga | 2007-03-19 22:31 | 旅行けば | Comments(0)

◆9つの話◆   閑話休題

 コガ経県値、再計算。

 これを見ると、また旅に出たくなるなぁ。
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by fastfoward.koga | 2007-03-18 21:23 | 旅行けば | Comments(0)