言霊の幸わう国

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すべてはこの日のために!

 あと半日仕事をしたら、旅に出ます。
 帰りは日曜日です(もちろん来週の、です)。

 全国各地で猛暑日が続きますが、みなさま夏バテ、夏風邪などお気をつけくださいませ。
 では、では。
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by fastfoward.koga | 2010-07-23 12:24 | 一日一言

蜜の匂い

 気づいたのは、一昨日。
 ベスパに乗ってうちに帰ろうとして、シートの後ろのほうに丸い点々がついていた。
 見ただけで、その点がべたっとしているのがわかった。
 まるで甘い甘いコーヒーを、ストローで落としたみたいな感じ。

 誰かが、シートにジュースでも置いたのかと思った。

 朝、タオルを少し濡らして点を拭う。
 案外すぐ消えたので、さほどべとりとしたものじゃないようだ。

 するとまた、夜ベスパを見ると同じような点が同じような場所についている。
 しっかり拭えなかったのかなくらいに、疑問にも思わなかった。

 それが今朝、なにげなくバイク置き場についてヘルメットを脱いで上を見上げると、直径5センチくらいの蜂の巣があった。
 そこには、小さな蜂のお尻がふたつ。
 意外な事実に、ふと笑いが洩れた。

 きっと明日も、夕方ベスパのシートには蜜が落ちているだろう。
 今度はそこにそっと鼻を近づけてみようと思う。
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by fastfoward.koga | 2010-07-21 23:02 | 一日一言

微熱

 眠れないはずはないのに、眠れなかった。
 理由を考えるよりも眠くなる考えごとを、それでもダメなら寝なくても死なないと、そんなことを言い聞かせながら目を閉じていた。
 でも頭の中の芯が疲れた様子を見せることはなく、しばらくして電気をつけた。
 残り半分ほどある文庫本を開いて、少しぼんやりするまで読み続ける。
 今だと勇んで再び目を閉じるも、眠りのしっぽは捕まえられず、扇風機を回してみたり、エアコンを除湿にしてみたり環境の変化で自分を騙そうとした。

 でも、頭の中はびくともしない。
 一向に眠気に誘われる気配もない。

 これはもうダメだとテレビをつけて、スポーツニュースを眺めた。
 番組が終わると手持ち無沙汰になり、1度は灯りを消したけれどまたつけた。
 結局読みかけの文庫本は最後の短編まで辿りつき、そこでやっと眠れそうな気がした。
 ふとんに入ってから、2時間半。
 珍しく長い格闘だった。


 眠り支度をしているとき、急に、少しだけ音楽が聴きたくなった。
 andymoriの『ロックンロール』を聴こうと、プレイボタンを押したあとつまみを回して1曲目を飛ばそうとした。
 すると流れてきたのはくるりの『すけべな女の子』で、そこで掃除をしたとき入れ替えたことを思い出した。
 ちゃんと初めから聴こうと、再びつまみを元に戻して1曲目に。
『地下鉄』が始まり、ベッドの上で伸びをしながら目を閉じた。
 足のだるさが気になり、2曲分はストレッチをする。
 次第に音ではなく声に耳が傾き始め、きもちが集中していった。

 CDケースを手に、曲順を確認する。
 7曲目の『The Veranda』まで聴いたら寝よう、とそのときは思っていたのだ。

 歌詞を聴きながらも、頭の半分は夜届いたメールに気をとられていた。
 文章と行間に相手の微熱を感じたのが、引っかかった。
『さよなら春の日』、『真夏の雨』、『帰り道』と聴いているうちに、涙がぽろっと出た。
 宙に浮いている自分の感情が、ひどく頼りなかった。
『真昼の人魚』まできたら、6月の初めの京都会館でこの曲を聴いたことから連想し、今さらながら戻らない時間の重さがあることを思い出し、また少し涙が押し出された。

 眠でもれなかった理由は、それではない。
 何度目かで灯りをつけたとき、そのことを確認しようと既読メールをいくつか確認してみたけれど、湧き上がる感情はなかったのだから。
 ただ人さまの微熱に、当てられたのだ。

 相手うんぬんというよりは、自分の思いが不確か過ぎる。
 最近いつも誰かの感情を鏡にして、自分の胸の中にあるきもちに気づく。
 そのことを、知らんぷりしているだけなのか、見過ごせるほどのことなのか。
 ずっと判別がつかないまま、時間は過ぎる。

 さすがに今日は眠い。
 なにも考えずに、もう寝たい。
 そうして今夜も『真昼の人魚』を聴きながら目を閉じる。
 まぶたの裏には、薄紫のカーテン。
 熱帯夜の夜は長い。 
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by fastfoward.koga | 2010-07-20 22:39 | 一日一言

「週末は甲府にいます」  ~ミレーと芥川

 バスで昇仙峡から甲府駅へ戻り、遅めのお昼。
 ここはやっぱりほうとうでしょうと、駅前の「小作」という有名なお店に入る。

 ガイドブックで見るだけで、味の想像などできるものではない。
 というか、今回の山梨行きはなににおいても予想も期待もしていなかったので、良くも悪くもフラットな状態。
 だから注文したほうとうのお汁をひと口、口にしたあと、そのおいしさにうおーっと唸った。
 岩手のじゃじゃ麺に続くヒットやわあと、食べる食べる。
 中からはひと切れが大きなかぼちゃに、合計1個半はあったじゃがいも。
 それでなくとも平打ちの太麺だけでお腹がふくれるものなのに、軽く2食分はあるボリュウムに、食べ切れずにごちそうさまをさせてもらった。
 でも、おいしかった。
 次も行ったら、必ず食べる。

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 お店を出ると、予報どおり午後から雨。
 傘を広げ次に向ったのは、山梨県立美術館。
 2009年1月にできたミレー館が目的だったのだけれど、いやいや山梨県すごいでとつい言ってしまうほど、展示品の内容が充実していた。
 特に、絵に疎いわたしでも知っている「落ち穂拾い、夏」はまじまじ眺めた。
 もう1枚はオルセー美術館にあるそうだが、同じ絵が2枚ある理由なども解説されていて、そんなすごいものをここ山梨で見ることになるとはなあと感慨深いものがあった。

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 美術館を出たあとは、芸術の森公園を横切り県立文学館へ。
 通常文学館というと、その土地に縁のある文学者の展示品が中心なのだが、ここは日本で一番芥川龍之介にまつわる収蔵品が多いという。
 その中でもわたしが一番興味を惹かれたのは、芥川の筆跡が残された『羅城門』の原稿だった。
 この作品は芥川が何度も書き直していることで有名で、その過程がガラスケースの中に順に並べられていたのだけれど、そのケースの手前に体を持たせかけ、こどものように上から覗くようにしてそのひと文字ひと文字を追いかけた。
 ひと通り見ても、またその文字が気にかかり、ぐるぐる巡りながらも結局3回見に戻った。
 芥川がすきだと明言したりしないのに、なぜかこの人のことは気にかかるんだよなあと、まだ神経衰弱に本格的に悩まされる前の、笑ってはいないのに笑ったように見える芥川の写真を見た。

 ほんの少し陽が傾き始めても、外はまだ雨。
 コガトラベル代表、ちょっと芥川にうっとりしすぎてバスの時間を見落としたため、タクシーで甲府駅へ。
 荷物をコインロッカーから取り出し、また別のバスでその日の温泉宿へ。
 途中、武田信玄を祭った武田神社の前を通り過ぎ、終点まで乗車。
 そしてここでもやっぱりK嬢は下車が近くなってから目を閉じ、それをY嬢とふたり指さして笑うのはいつものこと。
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by fastfoward.koga | 2010-07-19 16:02 | 旅行けば

カードは切られた

 夏は、突然やってきた。

 段取りが悪く仕事を金曜日中に終えられず、午後から仕事をするために11時過ぎにうちを出た。
 見上げる空は、真っ青。
 ベスパのハンドルを握る腕には、日中締め切っていた部屋の窓を開け扇風機を回したときのような、ぬるい風とひやりとする風が混じって触れる。
 それでも肌の上には、撫でるよりは強く陽射しが当たっている。

 最新のUVカットが施された電車の窓越しでさえもしみじみと分かるその青さ。
 雲が表現する凹凸の力強さと白さに、夏を感じた。

 昨日、宵山で賑わおうとする京の町を夕方雨が濡らした。
 ざっと降ってあっさり止んだその雨は夕立だったのかと思ったけど、今日の空を見ていたら、いやいやあれはやっぱり梅雨のなごり雨だったと思い直した。

 今まで季節はゆっくりと移り変わってゆくのだと、そのことを忘れたり思い出したり、忘れないようにしようとしていた。
 でも、トランプを返したように1日で季節が変わることもある。
 その鮮やかさに、惚れ惚れした。
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by fastfoward.koga | 2010-07-17 23:35 | 一日一言

セロファンの空から降る雨

 先週最後の置き傘をさしてうちに帰ったので、微妙なお天気の今日、傘を持って歩いても違和感はないとその傘を握りしめて出勤した。
 どうしても置き傘を置き傘たる存在にしておきたいと、退社時刻の少し前から降り出した雨がひゅっと止んだ瞬間を逃さず、手ぶらで足早に駅に向った。
 入口間近でぽつりぽつり落ちてきた大粒の雨の中を走り、セーフと心の中でつぶやきながら電車に乗る。

 けれど、大阪と京都の県境あたりだった。
 音に反応して本に落としていた視線を外に向けると、窓には走り書きしたような雨の跡。
 あれよあれよという間に、外はどしゃぶりの景色に変わった。
 それでも、ずーっとずーっと西の空には雲の切れ間から太陽の光。

 期待をしながら電車を乗り換えたけれど、20分ほどの乗車時間で小雨になったり、どしゃ降りになったりと空は忙しい。
 最寄り駅では、ホームの端で雨が踊っている。
 問題はバイク置き場までの数100メートルなのだ。
 そこさえ切り抜ければ、あとはカッパを羽織ってベスパに跨るだけ。
 でもそこすら遠く感じる雨の強さ。
 雨宿り、する? しない? と、とりあえず濡れずに入れるスーパーで買いもしない棚の間を10分ほどうろついたけれど、こういうときに我慢ができる性格ではない。
 これで外に出たら、どれだけ降っていようと走れ走れー。
 そのとおり走ってバイク置き場まで辿り着いた。
 きっとあと10分待てば、気にならないくらいの雨になった。
 でも駆けた体の軽さが心地よく、濡れてもどこか清々しい。
 横断歩道前の医院の軒下でも、視線はすっと上を向いた。

 ベスパに乗ってからは、西の空の明るさが際立った。
 微妙な色で、あれは何色というのかと考えていた。
 オレンジと紫を混ぜたような感じ、いや混じってない。
 道を左折して体の正面が西向きになったところで、正体がわかった。
 後ろはオレンジの空の色、前はグレーの雨雲が後ろの陽の光を透かしていて、そんなふうに見えたのだ。
 2枚のセロファンを重ねた空から降る雨はさらっと肌を撫で、うちに辿りつくころには止んでしまった。 
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by fastfoward.koga | 2010-07-15 21:15 | 一日一言

「週末は甲府にいます」  ~水しぶきたっぷり昇仙峡

 今回の甲府行き。特に行きたい場所があったわけではなかった。
 ただ、全都道府県への旅を終えた今、自力&自腹で行っていない場所を今度は行ってみようというきもちで山梨を選び、行くなら県庁所在地からという半ばお堅い頭で考えた結果だ。
 だから、期待らしい期待はしていなかった。
 もともと、行ったことのない場所に行くだけで充分楽しめるので、そんなきもちはあえて用意などしていなくてもいいのだ。

 でも、甲府は楽しかった。
 想像以上に、楽しかった。
 もちろんひとりじゃなかったことも理由のひとつだろうけれど、もしひとりで同じコースを巡ったとしても、必ず同じことを思ったはずだ。
 行ったことのない場所があるということ。
 それってもったいないなあと、また今回の旅でも思った。

 2日目の朝は7時過ぎに起き出し、各々のペース配分は互いに熟知しているのでもたもたせずに支度と荷造りは完了。
 コガトラベル代表、ちょっと勘違いしてかなりの大回りで甲府駅までご案内するも、K嬢とY嬢には文句も言わずについてきていただいた。
 駅で軽く朝食をとり、まずはバスで昇仙峡を目指す。
 下調べではグリーンライン経由のバスに乗車しようと考えていたのに、ロータリーに入ってきたバスがそうだとすっかり勘違いし、出発したあとに昇仙峡までの経路が違うことをアナウンスで気がついた。
 数分差で昇仙峡行きのバスが何本もあるとは思っていなかったのだ。
 あら~と思ったけれど、こういうハプニングも旅には付きものと、ロープウェイ近くのバス停で降りることにした。

 が、これの間違いが幸い。
 あとで知ることとなるのだが、昇仙峡周辺を一方通行で散策するならロープウェイ側からグリーンラインへと向うほうが下りになっていて楽だった!
 間違えてみるもんだと、ひとり、内心思っていた。

 ということで、とりあえずロープウェイに乗ってパノラマ台駅へ。
 残念ながら、昼から雨という予報が出ていたので、上ってみても周辺は靄がかかっていて、景色を望むことはできなかった。
 まあ梅雨時期だ、仕方がないかと思いつつも、高いところにいるという感覚はいいきもちだった。

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 速いスピードでぐんぐん上り、ぐんぐん下るロープウェイをあとにし、そこからはぶらぶら話をしながら道なりに歩く。
 途中、巨峰のプレミアムソフトという看板を目にし、三人で「プレミアム」が気になるなあ、帰りに食べようかと話をする。
 実はこの時点では折り返すつもりでいたのだが、言いだしっぺの代表自らが距離感を掴んでおらず、結局遊歩道を下るだけ下ったらそのまま帰ってしまったために食べることはできなかった。
 代わりに、バスに乗る前に普通の巨峰のソフトクリームを三人で分け合って食べた。

 少し細い道に入りそのまま道なりに進むと、大きな水音が聞こえ始めた。
 行く先に開けた場所が見え、立ち止まる人たちの様子から滝や! と察してふいに振り返ると、想像していた以上の大きな滝、仙娥滝(せんがたき)が現れた。
 昨年茨城県で見た袋田の滝も横幅があり、たいがい大きいと思ったけれど、こちらの滝は高さがあるせいかもっと迫力があった。
 手すりのある場所まで近づくと、微かに水しぶきが顔中に当たる。
 普段空気清浄機にマイナスイオンが出ると書かれていてもあまり信用していないけれど、そこでは思わず「マイナスイオンだ」と言ってしまうほど感じるものが違っていた。
 滝が高いせいではない。
 そういう場所では、知らず知らずのうちに恩恵を受けようと、顎が上がり視線が上に向くのだ。
 単純だが、胸の上あたりでつっかえていたものが解けてゆく感じがした。

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 三人でテンション高めに、近くから遠くから滝を眺める。
 その滝も昇仙橋を渡ってしまうと見えなくなり、川の流れに沿って歩いているうちにだんだん小さくなる水音を寂しく思った。
 でも、さすがに滝ほどの迫力はないけれど、川面に上がる水しぶきも力強くて見ていても飽きなかった。
 理由はわからないけれど、わたしは静かに打ち寄せる波よりも、ぐいぐい流れる川を見ているほうがすきなのだ。
 そこにベンチがあったなら。
 しばらくじいっと見ていたことだろう。

 滝の周辺からしばらくは賑わっていた遊歩道も、みな車で来ているのか、ほとんどの人が折り返していなくなってしまった。
 それじゃあと、ここぞとばかりに道いっぱいに広がって三人で歩いていると、脇に立つ電柱にクマのイラストを見つけた。
 へえ、クマが出るのか。
 一緒に書かれている注意書きには、クマが出たのは7月3日午前8時30分ごろとある。
 見覚えのある日付に脳が反応し、しばらく思考回路がショートしたあとよくよく考えたら、7月3日とは今日ではないか!
 
 そこからは三人で賑やかしい声を出しながらバス停へ向った。
 鈴の代わりにでもなればいいと思っていたのだ。

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by fastfoward.koga | 2010-07-14 22:19 | 旅行けば

「週末は甲府にいます」  ~そわそわ列車がゆく

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 7月2日の金曜日、19時47分。
 わたしは甲府に向う特急の中にいた。

 少し早く仕事を終え、新大阪でY嬢と待ち合わせし、京都駅からK嬢が合流。
 ビールを飲みながら新幹線で静岡駅まで行き、在来線に乗り換え、甲府到着は19時59分。
 未踏の地と誕生日のそわそわで、初めて乗る身延線の車窓もゆっくり見ることもできずにいた。

 陽が落ちてからは、山間を走るせいで外は暗かった。
 でも甲府駅に近づいてくると停車する駅の感覚も短くなり、灯りがぽつりぽつりと見えてくる。
 さー、今度はお店でビールだ、ビールだと思っていると、案の定K嬢がひとりうつらうつらしている。
 目的地が近くなると寝てしまういつものその姿を、通路を挟んだY嬢と、気づかれないようにこっそり写真を撮った。

 雨にはあわずここまで来たから、できればめでたいこの今日1日、傘はささずにいたいなと願いながら、こどものように両手で覆いをつくって窓の外を覗き込む。
 1度目はY嬢に降ってないと伝えたけれど、席から見える運転席の窓にはついたばかりの雨らしき跡。
 再び暗い外を眺めると、ちょうど通過した踏み切り前に止まっていた車のワイパーはみな止まったまま。
 地面も濡れている様子はないから、きっと今ぱらっと降り出したのかも、と訂正した。

 おかげさまで甲府駅周辺は降っておらず、ホテルに辿り着くまで傘はささずにすんだ。

 荷物を持ったまま夕飯を食べる店を探し、3軒目でなんとか落ち着けた。
 ビールで乾杯して、ふたりからお祝いにカードやリクエストしたプレゼントをもらったりしていると、わーいと誕生日気分に浸るものの、未知の37歳はどことなく不安定。
 毎年自分で誕生日に旅へ出る準備をするせいか、新しい年齢への心構えは自然とできるのに、今年はなぜだか実感が湧かない。

 そういうそわそわも持ったまま、少し駅から離れたホテルへチェックイン。
 日付が替わって少ししてから眠ったけれど、夢は見なかった。
 ただ、誕生日も終わるの早いなあ、なんて思って目を閉じた。
 今はもうただの1日。
 そう考えているうちに、すとんと眠りに落ちた。
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by fastfoward.koga | 2010-07-12 21:59 | 旅行けば

6月の巻

1  伊坂幸太郎  グラスホッパー ※  
2  伊坂幸太郎  陽気なギャングが地球を回す ※ 
3  西加奈子   通天閣   
4  伊坂幸太郎  魔王 ※ 
5  三浦しをん  神去なあなあ日常  
6  小沢健二   うさぎ! 沼の原篇 初期


 無性に伊坂幸太郎が読みたくなって、1週間ほどで読んだ3冊。
 諸事情で新作が購入できないので(時間とお金の余裕のなさ・・・)、ストーリーを知っている再読でとりあえず欲を満たしました。
 残念ながら春公開されていた映画『ゴールデン・スランバー』は見逃しましたが、やっぱりこの人の作品は映像化してもおもしろさが半減しない強さがあるなと、どの作品を読んでも思いました。
 ライブ強化月間とか言いながら開放されていたような感じかもしれませんが、実は頭の中は悶々としていて、伊坂作品を読んでは発散させていました。
 
 今月は、少し落ち着いて課題のためのテキストと読みたい作品を読もうと思います。
 勉強も大事ですが、やはり旅先で読む本は旅先に似合うものじゃないと気分が上がりませんから。

 そうして今日は雨が降る前にと開店直後の本屋に駆け込み、レジに行く前に代金を計算して財布の中身を思い出すほど雑誌等を買い込みました。
 運悪く1番必要としていたテキスト2冊がなかったので、仕方なかったのです。
 欲しいものばかり買ってしまいました。
 いったいいつ読むの? と言う、自問自答のジモンの声など聞こえないふりをしましょう。
『考える人』の村上春樹のロングインタビューなんて、60ページ以上あって、読みがいありそうじゃあないですか。
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by fastfoward.koga | 2010-07-11 22:09 | 本の虫

心構え

 いよいよ、卒論準備が本格化してきた。

 15日必着で、1000字~2000字で卒論の草稿の提出しなければならない。
 構想だけはあったものの、まずノートに書き出し、提出課題用に清書していると、書けそうな気もしないではない。
 が、来年度1年で書き上げるものの準備が8月と12月の2回あるのだ。
 そう簡単にはいかないんだろうな、と思ったりもする。

 ひとつひとつの作業を億劫がらない。
 もっとたくさん本を読んで、イメージにピタッとくる言葉だけじゃなく小説の骨組みをよく知ること。
 たくさんの人から話を聞く。
 小さなエピソードを拾っておく。
 頭に描いたものは、言葉に変換する。
 
 来年、渾身の力を振り絞ったものが最後に出来上がるように、やっぱり今からがんばりましょう。
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by fastfoward.koga | 2010-07-11 21:58 | 一日一言