言霊の幸わう国

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双方向

 むかっ腹が立った。
 あー、もう! と大きな声で放った言葉は、自分と相手に向かって言った。
 でもそれ以上言葉を続けると、矛先がすべて相手に向いてしまうと寸でで留まった。
 やつあたりはしたくない。それはプライドが許さない。
 それでもお腹の中に黒々としたものが、ずしりと残った。

 夜、空腹が満たされてやっと気づいた。

 ほんとうはわたしがやらなくていいことをやっている。
 初めは、そのことへの労いがほしいと自分が思っていると思っていた。
 でもほしいのは、互いに労い合えるだけの信頼感と思いやり。

 一方通行の思いだけで、今さら駄々をこねてるつもりはないんだけどな。
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by fastfoward.koga | 2013-01-31 23:03 | 一日一言

ネクストステップ

 彼が笑った。
 笑顔が何度も脳裏に浮かぶ。
 彼がずっと笑顔だったらいいと思う。
 でもほんとうは、わたしの知らないところで見せる笑顔にいつか嫉妬するかもしれないとも思う。

 彼に近づくと、長らく忘れていた感情が次々よみがえる。
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by fastfoward.koga | 2013-01-29 22:41 | 一日一言

寝違いにご用心

 彼の姿を目の端で捉えた。
 目が合うかとタイミングをはかってうつむいていた顔を上げようとした。
 上げようとしたが。
 寝違えた首が痛くて視線が合わせられなかった。

 最悪すぎる・・・。あほらし・・・。
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by fastfoward.koga | 2013-01-28 22:17 | 一日一言

ひとり立ち

 年間100冊、月8もしくは9冊を目指し、日夜本のページをめくっている。
 読みやすいもの、読みにくいもの、読んでおきたいもの、読み返したいもの。
 バランスを取りながら、今は3冊の本を同時進行で読み進めている。

 年が明けてから、すきな人とは1度しか会えていない。
 その日は彼の視界に入っただけで、目も合わなかった。
 彼の姿のない毎日に、しばらくすると心が慣れた。

 今日は電車の中で、島本理生の『真綿荘の住人たち』を読んでいた。
 登場人物の中に「鯨ちゃん」と呼ばれる女の子がいる。
 数いる登場人物の中で、わたしは彼女に1番感情移入をした。
 彼女の章で、こんな一文があった。
「救ってもらうためではなく、自分で自分を救うために好きであることを続ける。
 そういう恋があってもいいと思うのは、いま自分がここにいてもいいと思うのと同じことなのだと、なぜか、そんな気がした。」

 来週、すきな人とは会えそうだ。
 それは、わたしの中で小さな波を起こすけれどビックウェーブにはならない。
 会えなければ、なにもはじまらない。
 彼に会えない生活に慣れたけれど、それが平気だというわけではない。
 ただ、会えない時間は彼への思いを目減りさせたりはしなかった。

 相手から与えられるために相手を思う恋ではなく、彼を思う思いが自分の中ですくっと立っている。
 そんなところにまで、やっとやってきた。
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by fastfoward.koga | 2013-01-26 22:45 | 一日一言

旅に出ますよ、今度

 いろんなところでいろんな人に、「旅に出ないの?」と聞かれる。
 旅をするのはわたしなのに、そんなふうに気にしてもらえるって幸せだなあと思う。
 今年の旅の予定はまだなにもないのだけれど、まずは久しぶりにひとり旅に出ようということだけ決めている。
 行ったことのないところに、行きたいなあ。
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by fastfoward.koga | 2013-01-15 22:49 | 一日一言

12月の巻

1 吉田篤弘   空ばかり見ていた・文春文庫 ※
2 伊坂幸太郎  SOSの猿・中公文庫
3 伊坂幸太郎  夜の国のクーパー・東京創元社
4 三浦しをん  まほろ駅前番外地・文春文庫
5 鳥原隆志   たった5秒思考を変えるだけで、仕事の9割はうまくいく・中経出版
6 伊坂幸太郎  マリアビートル・角川書店
 ※印は、読み返した本です。


 11月終盤から、伊坂幸太郎の『SOSの猿』と『夜の国のクーパー』を読んでいました。
『SOS』は通勤で、『夜の国』は寝る前にと読み分けていましたが、これがまたなかなかページを捲る手が止まってしまい。
 伊坂作品には珍しく、遅々として読んでいました。
 しかしながら、読むのが遅いからおもしろくなかったわけではありません。
 物語に描かれた言葉の中から、その下に沈む「現実」はなんなのか。
 それを考えていたら、文字から視線が何度もそれました。
 この2作品は、時を改めて読み返すほうがよさそうです。

 そして最後に、これぞという伊坂ワールドを求めて読んだのが『マリアビートル』。
 こちらは読み出したら坂道を下るようにスピードに乗ったので、年末の休みに3時間ほどで読了。

 こうして2012年の読書は、計63冊で終了しました。
 2013年は、久々に100冊を目指します!
 1ヶ月、8~9冊ペース。
 まず今月、楽しみながら読んでクリアしましょう。
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by fastfoward.koga | 2013-01-04 22:41 | 本の虫

11月の巻

1 山田詠美   マグネット・幻冬舎文庫 ※


 1ヶ月に1冊しか読み終えていないとは、我ながら驚きです。
 なぜ1冊しか読み終えていないかは、12月の巻で。
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by fastfoward.koga | 2013-01-04 22:17 | 本の虫

代わりはない

 帰り道、ちょっと贅沢しよう、そう思うことがよくある。
 ケンタッキーのチキンに、ミスドのドーナツ、コンビニのスイーツに、大量のお香と本屋でのドカ買い。
 うちに着いたらわーいと包みを開けるけれど、その高揚感は長続きしない。シンデレラの魔法みたいに、日付が変わるころ冷める。

 クリスマスや年末年始のイベント気分に乗っかって、自分は騙されてきたけれど。
 やっぱり気づいてしまうものだ。
 ほんとうにほしいものは、今手の中にない。

 あー、ほんとはあれがほしかった。
 意地っ張りで素直じゃなかったこどものころ同様、胸のうちで泣きべそかいてつぶやくひと言。

 ほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいー。
 あれが、ほしいよー。
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by fastfoward.koga | 2013-01-04 18:50 | 一日一言