言霊の幸わう国

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日常を離れる

 久々に、鉄旅に出てきます。
 1週間も休んでもいいのかどうかわからないぐらい山積みの仕事を抱え、金曜日は寝技で片付けました。

 最近の口癖は、「なんかいいことないかな」でした。
 それを親しい人の前で口にして、苦笑いされる日々。
 恋も浮いたり、沈んだり。ひとり忙しくしています。
 少しずつ距離は縮まってはいますが、不安にも疑心暗鬼にも囚われてしまいます。

 それでも、旅に出ようとやっと昨日腹をくくりました。
 そこから1日で行程を決め、リュックに荷物をつめ、チケットを用意し、支度を整えました。
 7日間の予定をよくぞこのスピードで! と自画自賛です。
 だてにコガトラベル代表は名乗ってない、なんて言っちゃったりして。

 では、西へ向かって行ってまいります。
 明日は1番すきな街へ。
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by fastfoward.koga | 2013-07-20 23:23 | 一日一言 | Comments(4)

6月の巻

1 川上弘美   おめでとう・文春文庫 ※   
2 堀辰雄     風立ちぬ・ハルキ文庫 
3 堀江敏幸   未見坂・新潮社 ※ 
4 山川方夫   夏の葬列・集英社文庫 ※   
5 マイク・ゲイル 鹿田昌美訳
           サーティブルー・ヴィレッジブックス ※  
6 エイミー・ジェンキンズ 小沢瑞穂
           恋と愛とはちがうのよ・ヴィレッジブックス ※
7 伊坂幸太郎  あるキング・徳間文庫


 エンタメ系の小説に飽きたわたしが次に手を伸ばしたのは、堀辰雄、山川方夫とマイク・ゲイル、エイミー・ジェンキンズのイギリス小説でした。

 堀辰雄の『風立ちぬ』は、5月に久々にお会いした通信の先生に、「最近なにを読まれましたか?」と質問したら挙げてくれた作品で、ジブリの映画を見る前に読んでおくのもいいかと、手に取りました。
 映画自体は「堀越二郎と堀辰雄に敬意を込めて」と書かれているものの、物語自体は堀越二郎の半生が描かれており、小説の『風立ちぬ』とは異なるようで、それでも堀辰雄が訳した「風立ちぬ」という言葉が活かされているような気がしています。
 それはやはり小説を読んだからこその感想。
 庵野監督が演じる主人公の声も少し耳にしましたが、わたしのすきな声質だったので、映画を見る楽しみが倍増しました。
 公開が待ち遠しいです。
 
 マイク・ゲイルの『サーティブルー』は、ちょうど10年前、30歳になる前に読んだ作品です。
 40代を目前にした自分が読んだらどんなことを考えるのかと、思い立って読み返しました。
 主人公のマットに、幼さが残る「若さ」を感じながらも、まだ失うことはなかった自分の青さを見つけました。
 その青さは次の10年でなくしてしまうのかもしれないし、実は一生引きずる青さなのかもしれず、そのときがきたとき、さてさてわたしはなにを感じるのでしょうか。
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by fastfoward.koga | 2013-07-15 17:47 | 本の虫 | Comments(0)

5月の巻

1 有川浩     空の中・角川書店  
2 野中柊     きみの歌が聞きたい・角川書店 ※ 
3 赤染晶子   乙女の密告・新潮文庫    
4 北村薫     語り女たち・新潮文庫 ※           
5 宮部みゆき  新装版 日暮し(上)・講談社文庫 
6 宮部みゆき  新装版 日暮し(下)・講談社文庫 
7 小島信夫   抱擁家族・講談社文芸文庫       
8 宮部みゆき  おまえさん(上)・講談社文庫  
9 宮部みゆき  おまえさん(下)・講談社文庫


 5月は、これまた友人に借りた宮部みゆきの時代小説を貪るように読んでいました。
 その間に挟まれた小島信夫の『抱擁家族』が、ひときわ異彩を放っているような気がします。
 5月の終わりごろは、エンタメ系の小説を続けて読んだせいで、違うタイプのものが読みたくなっていた時期でした。
 こうして、6月に手を伸ばしたのは・・・。  
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by fastfoward.koga | 2013-07-15 17:26 | 本の虫 | Comments(0)

4月の巻

1 伊坂幸太郎 バイバイ、ブラックバード・双葉文庫  
2 村上春樹   色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年・文藝春秋   
3 池澤夏樹   きみのためのバラ・新潮文庫 ※
4 有川浩     クジラの彼・角川文庫   
5 木皿泉     昨夜のカレー、明日のパン・河出書房新社
6 川上弘美   これでよろしくて?・中公文庫


 もう7月も半ばだというのに。
 恋にうつつを抜かし、仕事に追われ、すっかりご無沙汰しておりました「本の虫」です。

 4月は、伊坂幸太郎熱が上がり始め、発売日に買った村上春樹の新作を1日で読み終え、友人に借りた有川浩を読んでいた、という時期でした。

 さあ、次にまいりましょうか。
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by fastfoward.koga | 2013-07-15 17:21 | 本の虫 | Comments(0)

人魚

 旅に出ない誕生日は、いつもと変わらぬ1日だった。
 笑って怒って何事もなく終わってしまいそうだった。
 夜仕事帰りに友人と待ち合わせ、飲みに付き合ってもらったことと、おめでとうというメッセージをもらうことがなければ、そう、なんてことはない1日。
 そうか、旅に出ないとこんなものなんだなあ、と思った。

 朝起きて、顔を洗って、歯を磨き、食事をし、階段を下り、電車に乗り、坂を上り、仕事をした。
 そしてすきな人のことを考えられる時間があるだけ考えていた。
 誕生日の前の日も、誕生日の日も、夜はずっと彼の姿を思い出していた。

 目を閉じて横になり彼のことを考えていると、ベッドの上にあるはずの体が沈んでゆくような気がした。
 水の底にゆーっくり落ちてゆくように。

 この恋にいっそのこと溺れてしまえと、いつだったか書いた。
 まさしく今わたしは溺れているのだろう。
 けれど不思議なことに、息苦しくはない。
 
 メールで得る言葉と、視線を合わすだけの短い時間。
 どちらも藁をもつかむほど欲していることなのだけれど、どちらかではもう満たされないところにまできてしまった。
 欲深かさが世界を底なしにしてしまうのか、まだ体は水の中を落ち続けてゆく。
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by fastfoward.koga | 2013-07-03 21:21 | 一日一言 | Comments(4)

変身なんてしないけど

 卒業研究の作品を久しぶりに読み返した。
 感想は、なんて稚拙な文章なのか。
 発想が小学生みたいで、言葉はこびにあせりがみえ、表現に広がりがない。
 
 書くものも書く人間も未熟なまま。
 それでも新しい1年はやってきて、わたしは、もうすぐ不惑になる。
 ほんとうはいつまでも惑わされていたいのだけど。

 まだまだ大人への階段は続き、踊り場にすら辿りつかない。
 それはそれで胸は躍る。
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by fastfoward.koga | 2013-07-01 23:05 | 一日一言 | Comments(0)