言霊の幸わう国

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7年目

 7回目の音博、終わりました
 拙いながらも、またレポ書きます。

 が、取り急ぎひと言。
 くるりのステージは奇跡のようでした。
 7回目にして初があるとするならば、それかと。
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by fastfoward.koga | 2013-09-22 23:09 | 一日一言

サークル・トランスファー ~今いる場所は

★7月23日(火)
 8:06 広島駅発 ⇒(山陽本線)⇒ 8:59 岩国駅着
 9:42 岩国駅発 ⇒(岩徳線)⇒ 10:56 徳山駅着
 11:14 徳山駅発 ⇒(山陽本線)⇒ 12:22 岩国駅着   -岩国散策(昼食)-
 15:29 岩国駅発 ⇒(山陽本線)⇒ 16:20 広島駅着   -広島市内散策(夕食)-


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 前日の夜、知り合いと飲みに行った。
 その人は、まだぬぐいきれないわたしの「日常のしがらみ」を知っている人。
 話を聞いてもらいたくて甘えて連絡をしたけれど、結局最後は密かに望んでいたとおりに背中を押してもらえなかった。
 足取り重くホテルに帰り、少し飲みすぎたこともあって翌朝はどんよりしていた。

 この日の目的は、岩国の錦帯橋。
 数年前からいつか行こうと思っていた場所だ。

 広島から1時間もあれば到着するその場所へ、岩徳線に乗車するために遠回りをした。
 海沿いを走る路線のどの駅だったただろう。扉が開くたびに熱風が車内に入ってきたのに、海がすぐそこに見えた駅では涼しい風が潮の香りとともに感じられた。

 列車に揺られながら、入れ替わり立ち替わりやってくる高校生たちを観察していた。
 態度や服装から、彼らが日常をどんなふうに過ごしているのか、卒業したらどうするのか。20年後、彼らは地元にいるのか、都会にいるのか。どんな年の取りかたをするのか。
 鉄旅をするといつのものことだけれど、若者の未来について考えていた。

 そんなことがきっかけになったのか、ただ列車に乗っていることが幸せだという思いがふつふつと湧いてきた。
 旅を始めて3日目、やっとそう思えたと思った。

 錦帯橋に着いたとき、13時を過ぎていた。
 ひとまず錦帯橋を片道渡り、向こう岸で昼食に岩国寿司を食べた。
 この日岩国は、猛暑日。
 昼一番、陽射しも暑さもくらくらするほどで、日なたを歩き続けるのは容易ではなかった。
 写真を撮ろうとスマホの画面を覗いてみても、なにが写っているのかわからない始末。
 念願叶ってきたというのに、写真なんてもういいやとあきらめてしまうほどだった。

 日陰を求めて岩国城へ向かったものの、必死になって展望台まで上ると暑さが倍増し、風を感じられないその場所では熱中症になってしまうような気がして、そそくさと下りてきてしまった。
 錦帯橋と岩国城周辺には資料館や美術館、少し足を伸ばせば宇野千代の生家などがあったのだけれど、どこに立ち寄る気力もなく、といってこのまま帰ってしまったらなんにも残らないなあと、よろよろと歩いた。
 戻る途中、吉香公園の木陰のベンチに腰を下ろした。
 視線の先には、大きな噴水。子どもが嬌声を上げて遊んでいる。
 できることならわたしも一緒になって水に足を浸したいと思いながら、歓声の大きさに気後れして、少し離れたところからそれを眺めた。

 息が落ち着いたところで、カバンからハガキを取り出した。
 できるだけ膝とその上に載せた荷物を平らにして、数枚のハガキを書く。
 そこで、まるで「今、錦帯橋に来ています」というハガキを書くためにここに来たみたいだと思った。

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by fastfoward.koga | 2013-09-16 20:41 | 旅行けば

戒め

 恋がうまくいかないことを仕事のせいにしてはならぬ。
 仕事があるから、恋がうまくいかなくても救われてると思ってはならぬ。

 ひとつの体でどちらもこなしてゆかねばならぬので、混同したいのはよくわかるが、逃げるために両者を言い訳にしてはならぬ。

 肝に銘じよ。
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by fastfoward.koga | 2013-09-09 22:45 | 一日一言

過ぎゆく夏に

 今度の水曜日の約束が、反故になった。
 互いの都合で何度も決めた予定を転がして、ここが最後だろうと決めたその日。
 深夜、「すまん、行けなくなった」と元カレからメールがきた。

 この半年ほど、気づけばわたしの毎日は課題に次ぐ課題の連続だった。
 情報収集、調整、対話、、自問自答、そして決断。
 普段は、大事なことほど人に相談しないのだけれど、今回ばかりはひとりでふんばれなかった。

 友人K嬢は、わたしのことを甘えベタだと言う。
 これでも以前に比べれば、少しはましにはなった。
 でも、肝心なことほど肝心な人に甘えられないことがある。
 あー、言えなかった。そういうことは、確かに多々ある。

 この数ヶ月、時間を見つけては、いろんな人に話を聞いてもらったり相談に乗ってもらっていた。
 でもあるとき、自分が疲れていることを自覚した。
 かまってほしくて話したのに、みんなにかまわれすぎて疲れてしまった。
 不慣れな自分は甘えの要領が悪いのか、度が過ぎたのかもしれない。

 それでも、元カレには、聞いてほしいことが山ほどあった。
 うんと年下のすきな人のこと、仕事のこと、今そしてこれからの、数ヶ月ずっと考えてきたことを。

 そんなことは実際しないのだけれど、おでこをその肩か背中にでも乗っけさせてもらってしばし休息させてほしかったくらい。
 感情に飲まれて泣かないようにだけはしたいと、会う約束を思い出して考えたりしていた。
 でも、体調が芳しくない、と言われたら、そんなことはおくびにも出さない。いや、出せない。
 落ち着いたら連絡してと、返信した。

 昨年は、予約をしていなくて満席で断られた。今年は、当初7月だった予定が8月になり、それが9月になったビアガーデンに行くという約束。
 因縁でもあるのか? 
 でもこれで、互いの憑き物が落ちたらいい。

 なんにせよ、決断の締めくくりはひとりでしろということなのだろう。
 思ったより早くきた肌寒さに心が折れないように、ふんばる夏の終わり。
 終わりだというのに、その時間が長く感じる。
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by fastfoward.koga | 2013-09-07 22:58 | 一日一言

逃すなうつつ

 目が回る。
 あれもこれも片づかない。

 それでも隙間隙間に、すきな人のことを思い浮かべる。
 たとえ、恋愛対象にすら思われてなくても、あー、こんな姿は見せたくない。
 鏡を見て、そこにいる気の抜けすぎている自分に肩を落とす。

 仕事に夢中で、いや必死で恋がおろそかになるとは。
 若けれりゃそれでいいけれど、今はそれじゃあ女がすたる。

 まだ、もう少し、恋にうつつを抜かしていたい。
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by fastfoward.koga | 2013-09-03 21:28 | 一日一言

駆け抜けるセプテンバー

 駆け抜けるのは、9月じゃない。
 わたしのほう。
 わたしが9月を駆け抜ける。

 もう少ししたら、新しい環境に身を置くことになりそうだ。
 そのことを、もう決めていたつもりだったけれど、最後の最後まで揺れた。
 決断したことを告げて、ようやく、ふうっと楽になった。

 物事を決めることは、こういうことなのだと思う。
 決まるときには決まる。
 でもやっぱり、そこに辿りつくまで容易ではなかった。
 まだ始まってはいなくても、間違いではないと決めたことに確信と自信はあるけれど。

 先日すきな人とゴハンを食べながら、話したこと。
 彼は、今まで決断してきたことは勘だと言った。
 意外だと、ちょっと背を反らしながら返すと、そうですか、とこちらを見る。
 迷ったときは決めない、続けて彼はそう言った。

「じゃあ、迷って決められないなと思っていても決めないといけない時期がきたらどうするの?」
 意地悪なきもちはなく、まったくなく、そう聞いた。
「うーん、そういうことはまだないです。今までなかったです」
 彼の人生の短さではなく、自分との長さの違いを感じた瞬間の話。

 疾走するのが恋だったらよかった。
 ま、そんな軽口を叩いていられないくらいしばらくは全力疾走しなくちゃいけなくなるだろう。
 とりあえずそのスピードを、年内はキープできるように、ただひたすら駆けよう。  
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by fastfoward.koga | 2013-09-02 21:55 | 一日一言

8月の巻

1 赤川次郎   屋根裏の少女・双葉社
2 夏目漱石   三四郎・新潮文庫          
3 三浦しをん  天国旅行・新潮文庫
4 吉田篤弘   なにごともなく、晴天・毎日新聞社
5 朝井リョウ  桐島、部活やめるってよ・集英社文庫 ※
6 よしもとばなな
           スウィート・ヒアアフター・幻冬舎文庫


 旅から帰り、夏目漱石を読みました。
 3部作の真ん中にあたる『それから』を旅中に読んだため、手にしたのは、戻って『三四郎』。
 漱石の文章は、読んでいてほんとうにほっとします。
 年間数十冊の本を読んでいますが、安心感に身をゆだねて当たり前のように読み終えられることに、改めて驚きを感じました。

 一方で、数年ぶりに手にしたよしもとばななは、何度かつっかえながら読みました。
 新刊が出るたびに読んでいた時期もありましたが、わたしはすっかり彼女の小説の世界から離れたところへ来てしまったようです。
 描かれる物語に深さが見えません。
 もともと深さのないと感じる作品は、多々あります。
 よしもとばななの作品は、深さの気配を感じるのに読むと感じられないというやっかいな感じです。
 でもそれが彼女が書く小説の世界なのかもしれません。

 そして最後に。
 朝井リョウの『桐島、部活やめるってよ』は、映画を見たあと読み返しました。
 映画は公開後の好意的なコメントをあちこちで目にしていたので、いつか見たいと思っていました。
 正直なところ、朝井リョウが書ききった小説の詳細な表現を限られた時間の映画で再現するのは難しく、見ていて中だるみを感じましたが、最後にすとんと落ちたものを感じました。
 1番厳しい表現をすれば、最後につじつまがあった、というところです。

 とここまで書いてなんですが、わたしが興味を持っているのは映画ではなく朝井リョウとその作品。
 先日発売された雑誌『switch』で、aikoと朝井リョウが対談をしていますが、aikoの詩を分析する彼の視点がおもしろいです。
 最近聴いていなかったaikoを聴いてみようかと思うほどでした。

 と、『桐島~』についてはなにも書いていませんが、 まあよしとして。
 8月は少し読むペースが落ちましたので、残り4ヶ月目標達成に向け読み進めていきます。
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by fastfoward.koga | 2013-09-01 20:34 | 本の虫