言霊の幸わう国

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エール

 たまに、自分のブログを読み返している。

 読み返して、巻き戻した時間と縮めた距離を天秤にかけて自分の立ち位置を確認している。
 まだまだだと思ったり、贅沢だと思ったり、感じることはそのときどきで違う。
 でも、長くなってきた片思いには、そういうことも必要な作業のように思う。

 そもそも、少し前に思いあぐねていたことを、わたしはどうしてすぐに忘れてしまうんだろう。
 もっと大切にしたい。
 彼という人も、その存在自体も、思いつづけている時間も、行ったり来たりしている思いも、みんな。
 たまに、もう投げ出したいと思ったり、逃げたいと思ったり、終わらせてしまおうかと思うこともある。
 でも、思うほど簡単にできはしない。
 彼を思うこと自体に、愛着がわいているのだ。

 優しくなりたい。
 たとえそれが、彼に直接伝わらなくても優しくしたい。
 なんにもない今日、そんなことを書きながら思った。

 これを読み返す日がきたとき、またがんばろう、と思えればいいな。
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by fastfoward.koga | 2014-04-30 21:49 | 一日一言 | Comments(0)

雨の日

 夕べは雨音を聞いて眠り、今朝も目覚めてすぐに耳にしたのは雨音だった。

 週間天気を何度も確認していた1週間。
 曇マークと寄り添っていていた傘マークは、2日前にとうとうその姿ひとつきりになった。
 前日、数時間おきに気象庁の天気予報を見たけれど、曇りマークの再登場はなかった。
 仕方なしに、今日は一緒に出かける予定だった友人とうちで過ごした。

 1日、雨は降ったりやんだり。
 不思議なことに、友人がうちに車でやって来て帰るタイミングで雨はやんだ。
 友人が帰ったあと、まだ今夜雨は降るとわかっていたものの、4連休最後の日に洗濯物をためておく気にはならず、洗濯機を回した。

 洗濯物を干す前に、ベランダの掃きそうじをする。
 終わったら、丁寧に物干しざおをタオルで拭う。
 その間に、開け放した窓の向こう、テーブルの上でLINEのメッセージが届いたことを知らせるためにスマホが震えた。
 それがさきほどからやりとりしている、さっき帰った友人だとわかっていても、表示される名前が彼であってほしいと願ってしまった。

 部屋で友人にくすぶる思いを話し、少しきもちが解ける。
 そのあとのLINEのやりとりで、さらに自分の欲しているものを自覚する。
 そして友人に問われ、「彼からの言葉を欲している」と書いて、ようやく呪縛から解かれた気になる。

 友人が帰ったあとの部屋は、特別な片づけをしたわけでもないのにがらんとしていた。
 でもその空き加減が心地よく、夕飯の支度にとりかかるまでゆるりと過ごした。

 外はまだ雨音がしっかりと聞こえる。
 眠りに落ちる寸前に、その音が昨夜より安らかに聞こえるといい。
 そして少し落ち込んでいる彼にも、どうか同じように響きますようにと願う。

 こうして時間は過ぎてゆき、時にはその時間が指の隙間からこぼれ落ちる大事なものように思うことがある。
 でも、惜しんでいるだけでは晴れない。
 空は晴れても、心は晴れない。

 なんだか遠いところまできてしまった気がする。
 こんなに長い間、片思いでいるとは。
 なんて、今さら。
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by fastfoward.koga | 2014-04-29 21:25 | 一日一言 | Comments(0)

傾き

 どうして同じテンションで思いを持続させられないのだろう。
 ほんとうに、いやんなる。

 自分に揺さぶりをかけているのは自分だとわかっているけれど、揺さぶり始めの、右だか左だかに自分を傾けたきっかけがなんなのかわからず悶々としている。
 せっかくすきな人と言葉をやりとりしているのに、わたしの引き伸ばし作戦に半ば強引に付き合わせているだけじゃないのかと思ってしまう。
 そんなきもちで受け取った言葉の数々は、あとで読み返しても新たな感情は湧きあがってこない。
 少し前までは、少しでも多く彼からの言葉を引き出したいと望み、それが叶ったら今度はレスポンスの早さを望み、それがまた叶ったら、次は想像したとおりのやりとりにならなかったことできもちが急激にしぼんでしまった。

 あぁ、やだなやだな。
 
 わかっていても素直になれないときは、おとなしくしていよう。
 足掻いたりしない。
 今日の空のように、早くきもちも晴れてほしい。
 
 傾いた体をわざと大きく揺らして。
 揺れと同時にきもちもうまくおさまるところにおさまってくれますように。
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by fastfoward.koga | 2014-04-23 22:41 | 一日一言 | Comments(0)

答え合わせ

 押したり引いたり、忙しい。
 自分のやっていることが、いちいち答え合わせできるようなことではないことはわかっている。
 でもこちらから投げかけた言葉に、返信がくるまでは気が気でない。

 今日は、1度はここで終わろうと思ったけれど、途中で気が変わった。
 彼を労うだけの言葉で終わらせたくなくなった。

 少しずつ、自分のことを書く。
 彼から、彼のことに関する言葉を引き出したあと、「わたしは」と書く。

 ずうずうしいような気がしたりするのだけれど、ただ彼を応援する人にはなりたくない。
 だから、今夜はもうひと押しした。

 自分が決めてやったささやかなこと。
 でも、机につっぷしてううっと唸り声を上げる。
 唸ったあとは、こうするしかないこうするしかないと言い聞かせる。

 彼をすきになって、続けていることがある。
 ひとつじゃなくて、ふたつみっつ。
 この恋に決着が着くまではやめられないなと思う。
 そんな願掛けも、最近じゃ毎晩風前の灯火のように感じる。
 でも明日になったら、今日もまたお願いしますとつぶやいている。 

 わたしの毎日は、最近こんな感じ。
 もろくて、はかない。でも、負けてないし、くじけてない。
 正解がなにかは、今はわからないのだから。
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by fastfoward.koga | 2014-04-08 22:12 | 一日一言 | Comments(2)

3月の巻

1 有島武郎   小さき者へ・生まれ出づる悩み・新潮文庫
2 堀江敏幸   河岸忘日抄・新潮社 ※ 
3 西加奈子   円卓・文藝春秋


 え、こんだけしか読んでないの、と思いました。
 3冊ですよ、3冊。
 でも、久しぶりに読み返した堀江敏幸の『河岸忘日抄』、よかったです。
 本棚で背表紙を何度も眺めながら、そのタイミングがいつくるのかと思っていました。
 読み返したいきもちはずっとありましたが、今ではないと手に取らずにいたのです。

 前回読んだより、作品の深みに入り込んでゆけた気がします。
 行間の、いや白紙部分にある小説の世界が見えました。
 毎晩、日数をかけて読み進めましたが、振り返ると幸せな時間でした。
 願い叶ったり。
 読書の醍醐味です。 
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by fastfoward.koga | 2014-04-05 20:19 | 本の虫 | Comments(0)