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11月の巻

1  堀江敏幸   郊外へ
2  佐藤春夫ほか 
            新編・日本の名随想 生きるってすばらしい④ 恋に恋して
3  アップダイク クーデタ
4  吉行淳之介  原色の街・驟雨 
5  堀江敏幸   正弦曲線 
6  和田竜     小太郎の左腕 
7  藤沢周平   密謀(上)
8  藤沢周平   密謀(下)         


 お給料が出たら、絶対買うんだ! と心に決めていた『小太郎の左腕』。
 同じ和田竜氏の『のぼうの城』がおもしろかったので、これは読みたいとじりじりしながらタイミングを計っていました。
 やっと手にしても忙しく、読み始めるまで数日を要しましたが、手をつけるとちびちび読んでいるようではおもしろさが半減する! と腹を括り、休みの日に一気に読みました。
 初めはふとんの中でごろごろしながらでしたが、最後はいてもたってもいられなくなり、本を片手に立ち上がって狭い部屋を歩き回る始末。
 本を読んで泣いたのは、久しぶりです。
 最近の涙もろさを差し引いても、読後感は変わりないと言ってもいいでしょう。

 一方、通勤の友である文庫本はチチから借りた『密謀』を読んでいましたが、時代小説を同時進行で読んだものだから、途中で頭が混乱するという一幕もありました。
 こんなことは珍しいのですが、次回からは気をつけようと思います。

 先週末は、久々にがっつり読書の時間がとれた(いや、とった、かな)ので楽しかったです。
 ただし、勉強そっちのけで読んだので、ツケが回ってきてこの先1週間のスケジュールを考えると真っ青になりますが。

 最後にひとつ。
 大学の学友に勧めてもらい、初めて吉行淳之介の作品を読みました。
 今回はとりあえずどんなものかという伺いのきもちが大きかったのですが、『驟雨・原色の街』は10年後あたりに読み返したら、きっと今以上に読み取れるものが出てくるような気がしました。
 もう少し彼の作品を読んでゆこうと思います。
Commented by korotyan27 at 2009-12-06 21:58
ああ!今度こそは和田竜さんの本を読んでみようかしら。
あれから結局読んでいないんですよ。
泣くほど良い本なんてなかなか無いんじゃないですか?
Commented by fastfoward.koga at 2009-12-06 22:56
korotyanさん、こんばんは。
いいですよ、『のぼうの城』と『小太郎の左腕』。
読みやすいですから、korotyanもチャレンジしてみてください!
by fastfoward.koga | 2009-12-03 20:52 | 本の虫 | Comments(2)

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