金木犀
2011年 09月 30日
住宅街の坂道で、焼き魚の匂いを鼻先で感知した。
それまで土日のスケジュールをずっと考えていた思考が、夕飯どうしようか、に変わった。
そこから数メートル歩く。
車がきたので避けた拍子の足を、思わず半歩戻した。
暗がりの民家の塀を一瞬だが、じっと見つめる。
そこには探していた香り。
橙の小さな花。
角を曲がってもついてくる香り。
そこにカレーの匂いが混じる。
でもそれも束の間、鼻先には甘く重い秋の香りが戻ってくる。
誰よりも早く気づいたという自負。
どうして金木犀に気づくと、こんなにうれしいのか。
秋は、もう、すぐそばにいた。
それまで土日のスケジュールをずっと考えていた思考が、夕飯どうしようか、に変わった。
そこから数メートル歩く。
車がきたので避けた拍子の足を、思わず半歩戻した。
暗がりの民家の塀を一瞬だが、じっと見つめる。
そこには探していた香り。
橙の小さな花。
角を曲がってもついてくる香り。
そこにカレーの匂いが混じる。
でもそれも束の間、鼻先には甘く重い秋の香りが戻ってくる。
誰よりも早く気づいたという自負。
どうして金木犀に気づくと、こんなにうれしいのか。
秋は、もう、すぐそばにいた。
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ふじこ
at 2011-09-30 22:08
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今日私も金木犀のかおりに、
もう秋だなぁなんて思っていたところ。
なんでだろうね、この香り嬉しくなるね。
寒いときは沈丁花の香りに嬉しくなるのよ、アタシ。
もう秋だなぁなんて思っていたところ。
なんでだろうね、この香り嬉しくなるね。
寒いときは沈丁花の香りに嬉しくなるのよ、アタシ。
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fastfoward.koga at 2011-09-30 22:25
by fastfoward.koga
| 2011-09-30 21:06
| 一日一言
|
Comments(2)