人気ブログランキング |

言霊の幸わう国

どんな10年

 2005年2月1日「はじめまして」というタイトルで、わたしのブログは始まった。
 そこから10年。
 早10年。
 この10年なにをしてきたか、具体的なことをと考えて思いついたのは、何回失恋して、何度旅をしたのかだった。

 先日失恋したときは、2月には新しい恋ができてればいいなとほのかに期待していたけれど、まだ失恋の余韻の中にいる日々。
 失った時間と思いとに胸が締めつけられ、たまに風に吹かれる柳のようになることもあるけれど、いつかは風に吹かれることが気にならなくなる日がくるだろう。

 昨年12月に久しぶりにひとり旅に出た。
 その話を書こう書こうと思いながらもまだ寝かしたままなのだけれど、あの日の楽しさが忘れられない。
 ひとりでも、誰かと一緒でも、旅に出る機会やその時間を大切にしたい。

 ほんとうは、丸10年を迎える最後の1カ月は毎日ブログを更新しようと考えていた。
 が、月半ばで力尽きた。
 飲みに行ったら、日付が変わるまでにうちに辿りつけなかった。
 バカらしい(でもわたしらしい)理由で途絶えたものの、それでも、書こうとする毎日は忘れていた脳の別の部分を使っている感覚があった。

 つまらないことでも、とりあえず書いてみることを意識していた。
 ほんとうにつまらないなと、思った日もある。
 一方で、言葉にできないような思いで胸がいっぱいになる日も、からっぽで言葉を絞り出すことができない日もあった。
 どれもがわたしの思いの真実で、今日これまでの時間は、それを知る10年だったような気もする。

 10年という時間を長さではなく速度だと考えて、その速さにふさわしい距離をわたしは進んできただろうか。
 振り返ると10年なんて、手の届くような場所にあるように思えて、ふとそこにしがみつこうとしているのか、感覚を鈍らせているのか、はたまた現実を見つめていないのかと自分に疑いの目をむけることがある。
 人生の歩みに、今誰も正解だとも不正解だとも言ってはくれないとわかっていても、足元はすくわれるときにはすくわれるのだ。
 10年の間で増えたのは、その自覚だろうか。

 次の10年はどんな10年になるだろう。
 うれしいことや楽しいことがたくさんあればそれはとてもいいのだけれど、それだけを望んでいない自分を自分は知っている。
 試練がなければ、乗り越えなければならないことがなければ、それはそれで不安になる性質だから。
 一瞬でも、よくがんばったと思える10年にしたい。


 更新頻度を落とさないように、がんばります。
 みなさま、これからもどうぞよろしくお願いします。
by fastfoward.koga | 2015-02-01 23:13 | 所信表明