生と死
2007年 05月 24日
本を探している。
自分のためではなく、贈り物の本。
いつも立ち寄る小さめの本屋ばかりを覗いているので、まだ見つからない。
今日2軒目の本屋でも、その本は見つけることができなかった。
ないものはないのだとさっぱりとあきらめて、自分用の本を物色することにした。
数日前に訪れたばかりの本屋だったので、品揃えはほとんど変わっていない。
手にする本はないかと思いつつ、そういう気分だったのか文庫1冊とハードカバー2冊をレジへ運んだ。
途中、1冊の文庫本を手にした。
タイトルを見て、ぱらぱらとページをめくり、著者の経歴を読んだ。
出身を確かめて、探していた本だと確信した。
でも元へ戻した。
もう読まないのだ。
わたしはその本を、おそらく一生読むことはないのだ。
今までそういう巡りあいを、旬だと思っていた。
でもそれは違っている。そんな一方的なものではない。
本とわたしの波長。
それが合うか合わないかが、正しいように思う。
生かされる本。
葬られる本。
1冊1冊の本には、問題も責任もない。
ただ波長が合わなかっただけ。
それは悲しいけれど、そういう気分だったとあきらめるしかない。
無力な本とわたしには、どうすることもできないのだ。
自分のためではなく、贈り物の本。
いつも立ち寄る小さめの本屋ばかりを覗いているので、まだ見つからない。
今日2軒目の本屋でも、その本は見つけることができなかった。
ないものはないのだとさっぱりとあきらめて、自分用の本を物色することにした。
数日前に訪れたばかりの本屋だったので、品揃えはほとんど変わっていない。
手にする本はないかと思いつつ、そういう気分だったのか文庫1冊とハードカバー2冊をレジへ運んだ。
途中、1冊の文庫本を手にした。
タイトルを見て、ぱらぱらとページをめくり、著者の経歴を読んだ。
出身を確かめて、探していた本だと確信した。
でも元へ戻した。
もう読まないのだ。
わたしはその本を、おそらく一生読むことはないのだ。
今までそういう巡りあいを、旬だと思っていた。
でもそれは違っている。そんな一方的なものではない。
本とわたしの波長。
それが合うか合わないかが、正しいように思う。
生かされる本。
葬られる本。
1冊1冊の本には、問題も責任もない。
ただ波長が合わなかっただけ。
それは悲しいけれど、そういう気分だったとあきらめるしかない。
無力な本とわたしには、どうすることもできないのだ。
by fastfoward.koga
| 2007-05-24 23:11
| 一日一言
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