本の虫、鳴く
2007年 09月 14日
わたしはだいたい、同時進行で2冊の本を読んでいる。
1冊は出先で読めるようにカバンの中、1冊は寝る前に読むために枕元に。
どちらの本も、栞を挟んでいたページを広げると迷うことなく1点に視線がゆく。
ほぼ正確に。
重複することなく、続きを読み始めることができる。
閉じるときに、次はここからだと念じるわけでもない。
でも本を開いた途端に、続きの一文へすーっと吸い寄せられる。
まるで、ページが閉じられていた時間は消し去られているかのようだ。
いや、閉じた事実さえ、なかったことにされているのかもしれない。
本を読んでいると、他のことをしているときと違い、時間の感覚が狂う。
早く感じたり、遅く感じたり。
本を読む間だけ、わたしの時間は、時計とは違う針の進み方をする。
秋の夜長、本を広げればいつまでたっても夜明けない。
本の虫も、楽しさのあまり思わず鳴く。
1冊は出先で読めるようにカバンの中、1冊は寝る前に読むために枕元に。
どちらの本も、栞を挟んでいたページを広げると迷うことなく1点に視線がゆく。
ほぼ正確に。
重複することなく、続きを読み始めることができる。
閉じるときに、次はここからだと念じるわけでもない。
でも本を開いた途端に、続きの一文へすーっと吸い寄せられる。
まるで、ページが閉じられていた時間は消し去られているかのようだ。
いや、閉じた事実さえ、なかったことにされているのかもしれない。
本を読んでいると、他のことをしているときと違い、時間の感覚が狂う。
早く感じたり、遅く感じたり。
本を読む間だけ、わたしの時間は、時計とは違う針の進み方をする。
秋の夜長、本を広げればいつまでたっても夜明けない。
本の虫も、楽しさのあまり思わず鳴く。
by fastfoward.koga
| 2007-09-14 23:16
| 一日一言
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