言霊の幸わう国

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おひとりさま、マンションを買う

 昨年12月にマンションを購入し、今年1月に引っ越した。
 長らく契約社員で働き、2014年に正社員採用となってしばらく家賃手当があったのだけれど、それも45歳になる年度までの制度でまもなく終了。
 そんなこんなを背負いながら、昨年夏にトーキョーに住む友人宅をはしごしたときに、ふいに自分はひとりで生きていくことに腹を括ろうという思いが湧いてきた。
 と、思いが湧いてもなにをしていいのかわからず、11月までは仲のいい友人たちに決意を話す程度だった。
 そこから、消費税も上がるしなあ、と手にとったスーモの無料雑誌を手に、ひとまずカウンターへ相談に行った(さすがリクルート。人生の転機にはいつもリクルートがいる)。
 そして、相談からマンション見学を経て、両親に決意を告げ(相談ベースではなく)、申し込みまで1ヶ月。そこから鍵渡しまで3週間、さらにそこから引越しまでは1ヶ月。 
 仕事も多忙を極める中、まるで徒競走をしているようだった。毎日駆けていた(もちろん比喩)。
 両親からの援助をはじめ、マンションの営業さんやローンの申請をした銀行の担当さん、みんなに神輿を担いでもらってわっしょいわっしょい。
 思い出しても笑えるような数ヶ月だった。

 わたしはもう誰かにチョー寄り添って生きるのは無理かもしれない。
 自分のペースを守ること、人に気を使いすぎること、素をさらけ出すこと、人に頼ること。
 その、それぞれのバランスを取ることが、もう、難しすぎる。
 合わせて、猛烈に仕事の邪魔をされることが面倒で、仕事の忙しさや余裕のない中で楽しくもない人に誘われても、貴重な自分の時間を使うことが馬鹿らしいと思ってしまった。
 それが1番のきっかけ。
 とにかく、仕事に集中したい。それ以外の時間は仕事に集中できるように、気のおけない人たちとの楽しい時間とニュートラルになる自分だけの時間を過ごしたいと思った。強く強く。

 そうして、わたしは今、見晴らしの良い部屋で暮らしている。
 暖かくなったら、ベランダで陽射しをよけつつ、ビールを飲むことを楽しみにしている。

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by fastfoward.koga | 2018-02-22 21:52 | 一日一言 | Comments(4)

新しい波乗り

 先日受診していた人間ドックの結果が郵送されきた。
 結果をじっくり見る。
 昨年より体重も腹回りも改善されていたけれど、体脂肪が増えていた。
 筋肉量が減ったということかとしみじみ。
 血圧、骨密度、中性脂肪等々、問題ないけれど、運動しなくちゃ、なんだろうな。

 ここ数年、酒量が確実に増えている。
 特にこの1年は楽しいお酒が多く、明後日も昼から飲みにゆく。

 健康と楽しみのバランス。
 大人ならばうまく乗りこなせないとな。
 乗りこなしてこそ大人。

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by fastfoward.koga | 2018-02-10 21:24 | 一日一言 | Comments(0)

ひとりであること

 激動、と言っていい数年、この1年、いや半年だった。
 それはそれは、濃密な時間を過ごした。

 先日読んだ川上弘美の『森へいきましょう』にこんな言葉があった。
「あたしたち、ずいぶん遠くまで来ちゃったよね」
 たくさんいる主人公のひとり「ルツ」44歳が、そう言うのだ。
 偶然にも同い年。その偶然を噛みしめながら、数日前によぎっていた思いを反芻し、その言葉を頭の中の指で丁寧になぞって読んだ。

「あたしたち、遠くまで来たけど、たぶん、もっと遠くまで行かなきゃならないんだよね。生きてるって、そういうことだよね。」

 それは、少し高い買い物をした帰り道。予算はあってないようなあるような、でもあーこんなにするのかあと思いながら、でもここはこだわっておきたいと気に入ったものを注文した帰りだった。
 これからはこうやって(例え高いと感じることでも)、自分で選択して自分ですべて決めてゆくんだなと、湧きでた思い。
 そのふいの軽さとは真逆にずんときたギャップには、少しのさみしさとそれより多い好奇心とさらに強いやってやるぜ感があって、爽快感があった。


 書くことからも、読むことすらも遠ざかりつつある今、生活が変わったタイミングでハンドルを切った。
 書かない間は、ただひたすら仕事をして、よくお酒を飲んでいた。
 旅はしなかった。恋もしなかった。
 だんだん自分の芯に近づいていって(そうすることにひりひりしなくなってきた)、本質というか核というかを見極めつつある気がする。
 自分はこう、と決めつける気は毛頭ないけれど、動かせない自分という人間を表す事実は抗ったりせずに受け止められるようになった(と思う)。

 変わったところとかわっていないところ。
 どっちも自分でどれも自分。
 こういう書き方は相変わらずで、自問自答の絶えない人生だけれどそれもまた楽し。

 今、わたしは、ひとりであるということを、無性に語りたくなった。
 それもね、楽しいのよ。ほんとに。

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by fastfoward.koga | 2018-02-05 22:06 | 一日一言 | Comments(7)